アスペルガー症候群って障害を知っていますか?

実はあの、イチロー選手GAKUTOさんもアスペルガー症候群では

ないかとも言われています。

 

最近では、歌手のスーザン・ボイルさんがアスペルガー症候群と

診断されたとのことで、注目を集めました。

 

アスペルガー症候群とはいったい、どんなものなのでしょうか?

詳しく、みていきたいと思います。

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アスペルガー症候群の症状、特徴

アスペルガー症候群の最も代表的な

特徴は『人とのコミュニケーションが苦手』という点です。

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アスペルガー症候群は『知的障害のない自閉症』

とも呼ばれます。

 

文字通り知的障害がないため、知能や言葉に遅れはありません。

しかし、上でもお話した通り、コミュニケーションが苦手なため、

いわゆる「空気の読めない人」となってしまいがちです。

 

例えば、他人の表情から

「楽しそう」、「怒っている」、「悲しんでいる」

などといった感情を察知できなかったり、

人の傷つけることをさらっと言ってしまったりします。

 

大人になれば、仕事をしなければいけませんし、

もちろん恋愛にだって興味がでてきます。

 

しかし、アスペルガー症候群の人は

そのコミュニケーションが苦手という特徴のために、

仕事や恋愛において、うまくいかないことが多いです。

 

すぐ会社をクビになってしまったり、

せっかく彼氏、彼女ができてもすぐに別れてしまったりと、

周りだけでなく、本人にとっても大きなストレスとなってしまいます。

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アスペルガー症候群に関して、実際に見かける相談

これはちょっと極端な例かもしれませんが、

アスペルガー症候群の彼氏をもつ方の相談の例です。

(わかりやすくするため、少し編集してあります)

最近少し、ウツっぽくなっています。

最近付き合っている彼がいるのですが、

人の言葉をうのみにしたり

お世辞を真に受けて勘違いをしたり、

自分で思考して、行動に移すことができません。

 

ただ彼のことは好きなので、別れるのは嫌です。

でも、このまま一緒にいて良いのか不安にもなります。

 

ウツっぽく、寝込んでいる私を心配してくれますが、

彼は自分が原因であることは知りません。

結婚して子供ができたら、遺伝する可能性もあるので、

どうしたらいいか本当に悩んでいます。

彼女のとても辛い心情が伝わってくるかと思います。

先ほど、お話したとおり、

これは少し、極端な例かもしれませんが

実際にこうゆう人がいることは事実です。

 

この場合、たとえ彼女が決心して、

別れを告げたとしても、

彼はなぜ別れを、告げられたかわからず、

心に大きな傷を持つことになりかねません。

 

もちろん、彼女は既にストレスを抱えているわけですが、

別れを決心するにはさらに、多きなストレスと

勇気が必要となるでしょう。

これは恋愛に関する相談ですが、

職場や仕事に関する相談も、よく見かけます。

 

相談内容としては、やはり

「どう接していいかわからない」とか

「イライラする」とかが多いようです。

 

アペルガー症候群をもつ本人も、

これらの理由から「いじめ」をうけることもあります。

 

スーザン・ボイルさんも

「わたしにとって、対人関係やコミュニケーションを取ることは

楽ではなく、それがイライラへとつながります」

と、コメントしています。

 

では、アスペルガー症候群の人が社会で生きてくことは

無理なのでしょうか?

仕事はできないのでしょうか?

結婚はあきらめるべきなのでしょうか?

 

答えは「NO」です!

あきらめるのはまだ早いです!

下でさらに説明していきます。

アスペルガー症候群への対策

 

①とりあえず精神科へ!

もし、自分にアスペルガー症候群の疑いがある。

もしくは、身近な人がそうだとなれば、

精神科を受診しましょう。

Doctor

ただ、アスペルガー症候群を診てくれる精神科は多くないようです。

なので、もし診断してくれる精神科がわからない時は

最初にお近くの「発達障害者支援センター」に連絡をとって、

精神科を紹介してもらうことをお勧めします。

 

発達障害者支援センターのページ

 

ただ、精神科を受診したからといって、

過度な期待は禁物です。

 

アスペルガー症候群は、病気というよりも

生まれた時からある脳の「特性」と考えた方が妥当です。

 

なので、基本的には薬で治すとか、なんらかの治療をする

といったわけではありません。

(眠れないなどの支障がある時は、睡眠薬などが

処方されることがありますが、根本的な解決とはなりません)

 

「じゃあ意味ないじゃん!」

と、いう人もいるかもしれませんが、

そういったわけではありません。

 

まず、障害の特性を知り、ご自分について理解すること、

そして、その周りの家族や職場の人間もこの障害について理解する

そこで周りの環境を整えて、工夫したり

周囲の人間が配慮することで、

本人にとってずいぶんと楽な生活をすることができます。

 

それに、以前書いた統合失調症の記事でも、

少し触れたのですが、

統合失調症の記事(統合失調症とは?症状と原因について)

 

やはり、本人にとっては人間関係がうまくいかない「理由」を、

親族にとっては自分の家族が、他人と少し違う「理由」を、

理解できると、「心の重荷」がとれて、気持ちが楽になります。

 

スーザン・ボイルさんも、次のようにコメントしています。

「昔から、わたしに対する世間の見方は不公平であると感じていました。

なぜおかしかったのかがわかった安堵(あんど)感により

、自分自身に対して、もう少しリラックスしていられると思います」

 

精神科を受診することは、何よりも

この部分が大きいのかもしれませんね。

 

②もっとアクティブな対策!

精神科を受診することにより、

気持ちは随分と楽になるかと思います。

 

周りの人が理解し、それに合った言動をすれば、

本人もその周りもストレスをだいぶ減らすことできるでしょう。

 

ただ、これは治療ではありません。

「状況に合わせた対策」といえるでしょう。

もっと、アクティブな、

もっと根本的な解決策はないものか。。。。?

 

。。。。

 

ありました(笑)

これです!

アスペルガー ADHA 発達障害改善マニュアル

 

このマニュアル、有料ではありますが、評判は良いようです。

題名のとおり、アスペルガー症候群などの

改善を目的としたマニュアルです。

 

単なる、対策ではなく、「根本的な解決」を目指しています。

内容としては、脳の機能を上げるための作業や

食事内容についてまで、書かれているようです。

 

もちろん、人によって効果が様々だとは思いますが、

問題の大きさを考えれば、値段もリーズナブルですし、

試してみる価値はあると思います。

 

もし僕がアスペルガー症候群であるならば、

間違いなく試していると思います!

精神科を受診しても、満足できない人もいらっしゃるようです。

ぜひ、一度チャレンジしてみては、いかがでしょうか?

 

おわりに

ここまでアスペルガー症候群について、

説明してきましたが、その特徴として、

もう1つ重要なことをお話していきます。

 

それはアスペルガー症候群の人は

自分が興味のあるものや、特定の分野に対して

もの凄い力を発揮するということです。

 

イチロー選手やスーザン・ボイルさん、GAKUTOさん

がアスペルガー症候群というのも、うなずけますよね。

 

スーザン・ボイルさんの歌唱力だって本当に凄いです!

一度、じっくり聴いてみても、損はありません。

歴史上の人物を見ても、

あの、ベートーベンやアインシュタイン、レオナルドダヴィンチ、

日本では織田信長、坂本龍馬が

アスペルガー症候群だったのではないかと言われています。

 

凄いメンバーですよね。

偉大な功績を残した人たちばかりです。

 

このようにアスペルガー症候群だからといって、

「不の側面」ばかりがあるわけではありません。

 

職場でも、

「説明や指示の出し方を工夫したら、

アスペルガー症候群の人も理解してくれるようになった。

むしろ、優秀な働きをしてくるようになった」

と、言っている人もいます。

 

対人関係における基本かもしれませんが、

「相手を理解する」ということが、とても大切ということですね。

 

もし、周りにアスペルガー症候群の人がいたら、

まず「理解」してあげてください。

それからちょっと、配慮してあげてください。

 

そうすれば、あなたにとっても

アスペルガー症候群の人にとっても

ストレスの少ない、居心地の良い関係を、つくることができるかもしれません。

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