福澤諭吉の『学問のすすめ』シリーズ第2弾です。

まだ第1弾を読んでいない人はこちらから

福澤諭吉の『学問のすすめ』より、名言を現代語訳でご紹介

それではさっそく第2弾のスタートです!

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見込みあればこれを試みざるべからず。

未だ試みずして先ずその成否を疑う者は、

これを勇者というべからず

学問のすすめ 四編 附録より

現代語訳:見込みがあれば、これを試してみないわけにはいかない。

仮に試しもせず、最初から成否ばかり疑っているのなら、

これを勇者というべきではない。

「やる前からあーだ、こーだ言ってても仕方ないでしょ!

とにかく行動あるのみ!」

って感じですかね(笑)?

これは「挑戦者」をすごく勇気づける

言葉だと僕は思います。

そんなことを言っている僕も、挑戦者の1人です。

夢を持つ人間の1人です。

人生が思い通りにいかないことも、知っています。

未来が保証されていないことも、わかっています。

なので「行動をとる」といったことに、

全くの不安がないかと言えば、嘘になります。

不安があったとしても、

それでも、

現状を打破するためには、

少しでも上を目指すためには、

「行動をとる」しかありません。

この名言はそんな、夢を持つ人、挑戦している人

の「心の支え」になってくれるものだと思います。

もし、あなたが、「現状に満足できない」とか

「もっとこうなりたい!」とか「これは試す価値がある!」

とか思っているのでしたら、

思い切って、行動をとってみてはいかがでしょうか?

そして、僕と一緒に「勇者」になってみませんか(笑)?

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進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む

学問のすすめ 五編 七段落より

現代語訳:

進まない人は、退いていて、退かない人は必ず進んでいるものである。

「前進しているか、後退しているか、どちらかしかない」

と、いうわけです。

ま、ようは「行動(前進)しなさい!」ということですよね。

大きくみれば、先ほどの名言といいたいことは

同じかもしれません。

福澤諭吉は、居合が得意な武士だったとされています。

福澤諭吉の名言から

どこか漢気を感じるものが多いのは、そのためかもしれませんね。

この名言が正しいとすれば、

「何もしない」というのは、現状維持ではなく、

後退していると解釈できますね。

人間の脳や身体は、基本的に

使えば使うほど、向上していくものです。

逆に、何も考えず、動かずでは衰退していきます。

つまり後退していくわけです。

自分が何かに向かって、常に前進していなければ

知らず知らずのうちに、後退しているのかもしれません。。。

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読書は学問の術なり、学問は事をなすの術なり

学問のすすめ 第五編 第九段落より

現代語訳:

読書は学問の術であり、学問は事を行うための術である。

これは個人的に凄く共感できます。

前半の「読書は~」の部分ですが、

世間でもよく「本を読んだ方が良い」とは良く言われますね。

明治時代はそれこそ情報源が「本」

くらしかなかったでしょうしね。

では、科学が進歩した現代ではどうでしょうか?

個人的な意見としては

「本にこだわる必要はない」と思っています。

ただですね。。。

間違いなく必要なのが

「文字を読む」ということです。

TVやインターネットがこれほど、普及した時代です。

第1弾でもお話しましたが、

情報は簡単に得ることが、できるようになりました。

同時に情報量そのものも、どんどん増えてきています。

では、その情報をインターネットで得ようとした時に、

どのような形で表示されていますでしょうか?

多くの場合は「文字」です。

たしかに、動画や音声でも情報を得ることもできますが、

割合では圧倒的に「文字」の方が勝っています。

時が流れ、時代が変わっても

学問の術」の根底にあるものは、変わりないようですね。

後半の「学問を行う~」は、そのままですよね。

「何のために学ぶか?」

「何のために勉強するのか?」

と考えた時に、「何かを成し遂げるため」と言えるはずです。

あたり前ですが、

「何も知らなければ、何もできない」ですからね。

学問に入らば大いに学問すべし。

農たらば大農となれ、商たらば大商となれ。

学問のすすめ 十編 第三段落より

現代語訳:

学問の道に入ったのなら、大いに学問すべきである。

農業に就いたのであれば大農家に目指し、

商人になったのなら、大商人に目指すべきだ、

これも漢気を感じる名言ですね。

もはや多くを語る必要は、ないかもしれません。

「やるからにはその道を極めなさい」

と、いうことです。

先ほど「勇者」という言葉が出てきましたが、

同じ勇者でもレベル1で満足するのではなく、

レベル99を目指しましょうってことですね。

(一部の人にしか伝わらなくて、すみません。。。汗)

もちろん僕はレベル99を目指します!

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それでは最後にこちらの名言を

紹介したいと思います。

心事高尚(*こうしょう)ならざれば

働きもまた高尚なるを得ざるなり

学問のすすめ 十六編 第十一段より

*程度が高く上品なこと。けだかくてりっぱなこと。

現代語訳:

心事が高尚でないと、働きもまた高尚ではなくなってしまう。

福澤諭吉の『学問のすすめ』名言シリーズ

第1弾、第2弾とここまでいくつか

名言を紹介してきましたが、

この名言に全て、集約されているような気が僕はします。

「志が高くなければ、その行いも、

それに見合ったものにしかならない」

と、いうことですね。

ここまで、この記事を読みすすめてくれた、あなたなら

すんなりと理解できるのではないでしょうか?

この名言からは、こうも解釈できると思います。

「夢や希望、願望が高くない人は、

その行動(もっと言えば人生)が

良い結果になるわけがない」と。。。

少し厳しい表現かもしれませんが、

と、いうか言ってる自分にも

プレッシャーがかかっているのですが。。。(笑)

この名言を真摯に受け止めようと思います。

ここまでの名言を振り返ると、

「志を高くもち、常に前進し、学び続けることが大切」

ということが、言えるのではないでしょうか?

僕は福澤諭吉の名言から、学んだことを忘れずに、

行動していきたいと思います。

おわりに

今回の福澤諭吉シリースはいかがだったでしょうか?

福澤諭吉の名言には、現代に通ずるもの

たくさんありましたね。

福澤諭吉は生前に、日本銀行の設立に注力したり、

日本に近代保険制度を紹介したりしました。

あの慶應義塾の創設者としても、有名です。

そして、現代は。。。

日本の最高額紙幣、一万円札の顔になっています。

これだけの功績を残し、これだけの「質」のある

言葉を残してあるのですから、

一万円札の顔になるのも、当然といえるかもしれませんね。

知力、精神力ともに、少しでも

福澤諭吉に近づきたいものです。

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