環境問題は、もう何年も前から
世界の大きな課題となっていますよね。
最近は、よく中国の環境問題がTVやニュースで騒がれています。
特に大気汚染については、映像も公開されたので、
かなりの注目を集めましたね。
日本も中国から来る、PM2.5(微小粒子状物質)
の被害を少なからず受けました。
そんなわけで、この記事では
中国の環境問題についてお話していきたいと思います。
中国の環境問題の現状
この記事にタイトルにもありますが、
中国の環境問題は、かなり深刻な状態にあります。
一昔より「マシになった」なんてことも
言われていますが、それでもまだまだ酷い状況です。
これは実際に、中国の各地を周った人の話なのですが、
いわゆる「公害村」というものが実在するそうです。。。
(癌の発症率の高い村もあります)
その一部の人たちが、都市部に出てきて、
物乞いをしているのですが、
一目で、公害病とわかる状態だったということでした。。。
しかも、それは多くの都市で
そのような人たちを見かけたそうです。
と、いうことは実際の患者数は相当なものになることが、
簡単に予想できます。
真夏では、市街地で人がバタバタ倒れる
事件もあったそうです。
おそらく光化学スモッグ(大気汚染の一種)の
ためではないかと考えられています。
こちらの動画を見てもらえれば、
どれくらい酷い状況なのか、良くわかると思います。
TVやニュースで、見たことのある人も
多いかもしれませんが、河川の水質汚濁なんかも
未だに酷い状況になっています。
魚の死骸がプカプカ浮いている川や、
色が青かったり、赤かったりする川。。。
芝生が刈れるもんだから、かわりに緑のペンキを
散布しているような状況です。
残念ではありますが、これが中国の現実です。
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中国人は環境問題に興味が薄い!?
これほど酷い状況であれば、普通はしっかりと対策をしなかった
政府を批判しますよね。
でも、中国はそういったことには、あまりなりません。
これは、中国政府自体が責任転嫁をしていることもありますが、
排水等を違法に流した、「企業が悪い」といった
形で終わってしまっているからです。
もちろん、その際に企業は罰則を受けるわけですが、
中国は公務員の汚職が酷く、大きな企業は
地域の官僚と繋がっていますので、
大きな損害もないまま、通常営業に戻ります。
環境対策の設備を整えるためには、多額の資金が必要です。
何かあっても、誤魔化しがきくとわかっていれば、
そんところにお金を、使う企業はありませんからね。
結局、何も改善されず、変わらず。。。
時間とともに、事件が収束して忘れ去られます。
ちなみに、中国の公務員の汚職は本当に酷いです。
これは、僕が前に勤めていた会社の社長から聞いた話ですが、
仕事で中国に行った際、鞄を盗まれてしまったので、
すぐに現地の警察に通報したそうです。
すると、ちょっと聞き取り調査をしたり、
軽い現場確認をしただけで、こう言ってきたそうです。
「鞄を見つけたかったら、お金をいくらか出しなさい」
。。。。
ちょっと信じられなかもしれないですが、
これが現実におきています。
おそらく、身なりを見て、
「日本人の金持ち」と判断したからでしょう。
もちろん全ての警察が、そうゆうわけではありませんが、
酷すぎる話です。
ちょっと日本じゃ考えられないことですよね。
で、今の話でからも読み取ると思いますが、
そもそも、日本人と中国人では、
感覚や価値感に大きな違いがある場合があります。
それは、環境問題についても、同様ことがいえます。
日本では、まずありえませんが、
中国の街の食堂では、道路の溝に、
油や食べ残しを、垂れ流しているところまであります。
九州にまで到達するほどの光化学スモッグの中を、
平気で歩き、しまいには
「日本人が気にしすぎなんだよ」
と、いった発言まで聞かれます。
なので、環境の改善が進まないのは
「個人の意識が低い」というのも理由の一つです。
日本人との意識の差を、感じられずにはいれらませんよね。
とにかく、経済成長が優先!
ただ、環境が良くない状況であることは、
中国政府も十分に理解しています。
では、なぜ環境対策を本気モードでやらないのか?
答えは
「環境問題に力を注いでいては、裕福になれないから」です。
これは中国だけではなく、
経済成長の著しい、発展途上国のほんとんどが同じ考えです。
環境問題を解決するには、多額の費用がかかります。
そして、当然ではありますが、環境を良くしたからといって、
裕福な生活ができるわけではありません。
発展途上国が経済成長を優先する理由は
そこにありまます。
環境も経済も、どちらも均等に
進めることができれば良いのですが、
環境に配慮しながらの経済成長をしようとすると
これまた、莫大なコストがかかってしまいます。
でも、環境の悪化は発展途上国のみならず、
世界にとっても良いことではありませんよね?
なので日本を含め、世界は発展途上国に対して、
「おいおい、さすがにヤバいって。。。
いいかげんなんとかしてくれよ~」
といったような、メッセージを伝えています。
しかし、発展途上国はこういう反論をしてきます。
「いやいや、あなた達だって、環境汚染をさんざんしてきて
経済絵成長を優先にしてきたんだから、
こちらにだって同じ権利がありますよ!」
すると我々、先進国も一応こう言ってみます。
「いや~そうかもしれないけど、
その時は、そんな技術や知識もなかったしさ、
仕方ないじゃないですか~。
このままじゃ良くないのは、わかっているでしょう!?」
すると発展途上国は
「その部分に回すお金がありません。援助してください!」
先進国
「い、いや。。。さすがにお金はないっす。。。(-_-;)」
と、いったような状況になっているわけです。
ん~。。。難しい問題ですね。。。
環境問題の深刻さが、本当に人間の生活に
大きく影響するようになれば、どの国も重い腰を上げるしか、
なくなると思いますが、現段階では
「まぁ、まだ大丈夫だよね」と、いうのが本音のようですね。
世界にかまっていられない中国政府
中国人といっても、いろんな人がいますよね。
もちろん中には環境問題に対して、
ある程度、意識の高い中国人もいます。
でも、中国国内では、そういった声が上がりにくくなっています。
なぜだと思いますか?
理由は単純で、中国の情報規制がめちゃくちゃ強いからです。
これについては、世界からも批判されいていますが、
中国政府は、世界の批判などにかまっていられません。
なぜなら、現在の中国政府の幹部は、
情報をすんなり公開してしまっては、
自分達の地位が、危ないことを知っているからです。
中国は共産党の一党独裁体制にあります。
これが、崩壊することを恐れている、
お偉いさん達がそうしているわけです。
新聞やTV、インターネットは絶えず監視されていて、
政府への批判、不満はすぐに削除されてしまいます。
今、世界でもっとも情報が制限されているのが中国なのです。
弱い人間は泣き寝入り
でも、実際に罪もない人が困っているのは事実です。
そうゆう人達も、政府に文句の一つも言わないのだろうか?
となりますよね?
これは「言いたいけど、言えない」
という表現が正しいかと思います。
つまり、「泣き寝入りするしかない」ってことです。
それなりに仕事があって、それなにりに生活が
できているのではあれば、今の生活をなんとか維持しようと考えます。
家族や大切な人がいると、人はあまり冒険できなくなります。
情報の規制を今に時代になっても、まだ、これだけしているような政府です。
下手に不満を政府にぶつけたりして、反感をかってしまうと
仕事だってどうなるかわからないし、今後の生活も不安になってきます。
少なくとも、生活が良くなることはありません。
お金を出せば水は買えます。
空気も時間がたてば、ある程度回復しますからね。
そもそも公害は、長い時間をかけて、
身体に症状が出てきますが、政府に不満をぶつけた場合、
その不利益はすぐ現れます。
こなると、選択肢は一つしかありません。
「我慢」です。
普通の人言あれば、こういった心理になるのは
当然かと思います。
中国の評価できるところ
さて、ここまで散々、
中国の悪口を書いてきてしまったわけですが、
中国だって、何もしなかったわけではありません。
北京オリンピックの時は、さすがに本気になったらしく、
環境汚染の原因となっている企業を
容赦なく営業停止にしました。
しかも、準備期間などもなく、唐突にだそうです。
まだ、問題はたくさんにあるしても、
この点は評価できますよね。
一党独裁の政権は、デメリットもありますが、
いざ、行動をとろうとした時に、
驚きべきスピードで実行に移すことができる
といったメリットもあります。
また、当然ではありますが、
中国の全土が汚いわけではありません。
中国人全員がモラルが低いわけではありません。
旅行番組なんかを、見ると良くわかると思うのですが、
食べ物もかなり美味しそうですしね。
と、いうか美味しいです!
「中国だから」と決めつけるのではなく、
問題点は問題点として受け止め、
良いところは、良いところとして、
互い認め合っていくとこが、大切かと思います。
まとめ
- 中国の環境問題はかなり酷い
- 環境問題が改善しない理由として、
そもそも政府が改善に力を入れていない。
(経済成長優先)
- 国民が環境問題に対して、興味がない
- 国民が政府に対して、反論しにくい状況にある。
- 中国にも良い点はある。
今回の内容をまとめると、こんなかんじでしょうか。
中国はあれだけの領土を持っている国です。
中国の環境問題は、中国のみならず世界に影響が出てきます。
でも、海外のことなので、日本にできることにも限りがあります。
日本ができることは、公害の経験を伝え、
環境対策や省エネの技術指導くらいです。
個人レベルでいったら、
こういった記事を書いてみたりして、
表立って意見を表すことが、いいところではないでしょうか。
僕たちのできることは少ないですが、
少しずつでも、声を上げていくことが大切なことかと思います。
(と、いってもそれが難しいわけですが。。。笑)
でも、意見を出せるチャンスを見つけたら、
是非、挑戦してみてください!
ここまでの長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!
今回はこのへんで(^^)/
中国は石炭を燃料とした火力発電に大きく依存しており、その燃焼時に大量のPM2.5が発生するのです。
それどころか最近ではモンゴル産のウランが混じった石炭を、中国ではウランを分離する技術がないにもかかわらず(ないから?)そのまま燃料として使用しています。
当然の結果、そのウランが大気に排出され、偏西風でPM2.5や黄砂とともに我が国に流れ込んできており、その一部はアメリカ西海岸にまで達しているとのことです。
ですから中国で癌が多いのは当然のことで、年間300万人以上が癌で死んでいます。また、中国のPM2.5の影響を我が国より強く受ける韓国でも最近癌が激増しているとのことで問題になっています。
ですから日本国民ももっと毎日のPMや黄砂の状況を調べてマスクをする、空気清浄機を取り付けるなどの防衛手段を講じるべきです。
それとともに、各国、特にアメリカや韓国、インド、東南アジア諸国と連携、共同して中国のウラン入り石炭の使用を即刻やめるよう申し入れなければ取り返しのつかないことになるでしょう。
なにせ、中国というのは、誰がどう贔屓目に見ても「ありえへん」九段線(赤い舌)などという滅茶苦茶なことを主張し、勝手に公海を埋め立てたうえに、そのことについての国際判決を「紙屑」などと言い放つ国なのです。
これで国連の常任理事国なのですから空いた口がふさがらないとはこのことですね。
水不足に関しても、大体が以前から水不足と言われていて、現にさらに深刻化し、水危機などと言われているのに拘らず、プール付きの豪華マンション、水を大量に消費するゴルフ場やスキー場の建設などにうつつを抜かし、挙句の果てには我が国の水資源を買い占めようとしたり、ロシアのバイカル湖にも目をつけて狙っているということです。
アフリカでは象牙目的の象の密猟にカネを出す、メコン上流に勝手にダムを作る、技術はパクる、魚は勿論小笠原のサンゴは密漁する、観光客のマナーは最悪で各国で顰蹙を買っている、不法滞在者は多い———と自己中の典型、全くいいところなど何一つない国だと私は思いますね。