前回の闘病記第16弾に続きまして

(先回がまだの方はこちらからどうぞ

白血病の闘病記第16弾!移植に対する思い編)

 

今回は第17弾『初日から大量出血!?編』です!

 

それではどうぞ!

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2014年 10月下旬

人生で一番の苦痛を無菌室で味わった私ですが

ようやく、ようやく、

症状がおちつき「準無菌室」に移ることができました。

(ようやくと言いましたが、治療的には順調ですw)

 

無菌室の生活が終わったことは、

本当にホッとしました。

これから準無菌室に戻るだけなのに

「解放感」すら感じていましたからね(*´▽`*)

 

しかし、まだ熱は続いているし

全体的に見て体調が良いとは

おせじにもいえない状態でした。

 

看護師さんは

「無菌室に入る時より全然体調良さそう!!」

と言ってくれましたが

私としては

『まぁそりゃね。あの時に比べたらね(笑)』

ってのが正直な感想ではあります(;^ω^)

 

だって無菌室に入る時は

熱もあるし、だるいし、寒し、気持ち悪いしで

満身創痍の状態でしたからね。

満身創痍すぎて、

あまり記憶にないくらいですから(苦笑)

 

そこから比べれば

「まだマシ」といった程度でしょうかね。

 

そんな状態もあってか

無菌室から準無菌室に移ってすぐに

問題が発生してしまいました。。。

 

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準無菌室に移って最初の夜

それでも、「マシ」であることにはかわりありません。

関節のコリや熱で寝れないなんてことは

もうありませんでした。

 

その日も普通に寝ようとしていたのですが、

なんだか鼻の中がムズムズするのです。

ちょっと鼻づまりっぽい感じです。

 

とりあえず鼻をかんでみると

原因は鼻水ではなく、

 

「鼻血」でした。。。

hanajii

 

最初は

『ありゃ、鼻血が出ちゃった』

と思ったくらいで大して気にしませんでした。

 

でも、

いっこうに止まる気配がありません(-_-;)

とまる気配がないどころか

どんどん流れだしてきます。

 

過去にこれほどまで鼻血が出てきた経験はありません(汗)

 

さすがにナースコールを押して

看護師さんにきてもらいました。

あまりの量に看護師さんもそこそこに

驚いていましたが

そこはプロなので冷静に対処してくれました。

 

まずは鼻血が胃の中に入らないように

身体を起こして下を向きます。

次に鼻をつまんでじっとしていてほしいと言われました。

 

本来であればこれが鼻血を止める時の王道だと思います。

私も指示通りに行動しました。

 

しかし、

やはり止まりません。。。

 

流れ出る量が多く、

鼻の中で徐々に血がたまっていくのが

なんとなくわかりました。

 

それでも言われた通りに鼻をつまんでいましたが

今度は熱がこもってきます。

温かい血がたまっていくわけですから

当然といえば当然です。

 

そうなってくると

さすがに私も苦しくなってくるので

ここでこの方法は一旦諦めました。

 

次に看護師さんは

小さいアイスノンを持ってきてくれました。

鼻にはガーゼを詰め込んでおいて、

アイスノンで鼻を冷やして止血するという作戦です。

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でも、

やはり止まりません(苦笑)

 

ここまで来るのに、軽く1時間くらはかかっています。

いくら座っている状態とはいえ、

この時の私に1時間も姿勢を保つ体力はありません。

体温だって37度代はあります。

もう疲れ果てて、今すぐ横になりたい状態でした。

 

かといってこんな鼻血が出続けている状態では

横になることもできません。

 

そこで看護師さんは

ベットをギャッジアップ(背もたれを上げる)して

なおかつ私の周りをクッションで囲み、

私が力を入れなくても

自然と座った姿勢を維持できるようにしてくれました。

 

これはありがたかったです!

だいぶ楽になりましたからね!

 

でも、それでも徐々に体力は奪われていきます(>_<)

 

疲れてるし、眠気もありますが、

体勢が体勢なので眠りにつくことはできません。

 

でも、他に作戦もなく、鼻に詰め物をして

ずっと同じ姿勢で下だけを向いて数時間を過ごしました。

 

真夜中になって詰め物をかえますが、

やはり止まっていません。

 

少しだけ良くなった気もしますが

まだ時間がかかりそうな感じです。

それになんだが

鼻の奥の方で強烈な鼻づまりを感じます。

 

そこで、鼻をかんでみると。。。。

 

ゲル状の血の塊が姿を見せました(笑)

 

しかしゲル状なので

鼻をかんでもすんなりと出てきてくれません。

その一部がチョロっとでてきただけです。

 

私が悪戦苦闘をしている姿を見た看護師さんは、

なんと

手でつまみ引っぱりだしてくれました(笑)

 

さすがプロです!

躊躇なくやってくれました!

 

しかし、

出てきたもののあまりの巨大さに

さすがのプロも驚いたのでしょうね。

というか、たぶん引いたのでしょうね(笑)

 

『うわぁ~~(◎_◎;)』

って言いながら引っぱっていましたw

私も引きましたからね(笑)

 

だって5、6㎝くらいはあったと思います!

そんなものが鼻の中に入っているなんて

誰も想像しませんからね!

 

それが左右の鼻の穴から1つずつでてきました。

かなり衝撃的な光景だったので

写真でも撮っておこうかなと思いましたが

そのグロテスクさ故にやめておきました(苦笑)

 

でもその巨大なゲルが出てきたことによって

鼻通りがだいぶ良くなりました。

鼻血は出てきますが

流れでるほどではありません。

 

詰め物はしていますが

それでもだいぶ楽になった感じがします。

おかげでその体勢のまま少し眠ることができました。

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翌朝

鼻血は止まっていました。

鼻血にここまで苦しめられたことはありません。

鼻血が止まってここまで嬉しかったこともありませんw

 

とりあえず安心しましたね(^_^;)

 

以前『脳梗塞にならないよう予防するための薬がある』

というお話ししたことがあったかと思いますが、

これは簡単にいってしまえば

「血液が固まりにくくなってさらさらになる効果」

がある薬になります。

 

もちろん私もその薬を点滴で投与されていたわけですが

さすがに今回の大量出血を受けて(所詮鼻血ですがww)

私には不要と判断されました。

 

幸か不幸か、結果的に点滴が一つ減ることになったのは

私にとっては嬉しい事でした。

 

この当時、

まだ薬(点滴)の数はかなり多かったので

薬が減るというのは

少しでも前進している感じがしましたからね!

 

準無菌室にもどってきて

初日から少し苦労しましたが

これはこれで前向きにとらえることにしました。

 

「回復へのスタートが始まったな( ̄ー ̄)ニヤリッ 」

と一人で思っていたの覚えています(笑)

 

さて、それでは第17弾はここまでにしたと思います。

次回はまた1つ奇跡がおこります☆

 

続きの第18弾はこちらかどうぞ

白血病の闘病記第18弾!病人でもできる!編

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