先回の闘病記第5弾に続きまして、

(第5弾はこちら⇒白血病の闘病記第5弾!世界は希望で満ちている!)

今回は第6弾『過ごし方と痛みとの対峙編』です。

それではどうぞ。

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2014年 1月中旬

この頃には多くの方がお見舞いにきてくれました。

 

友人、親戚、会社の仲間、

本当に多くの方が私のところまで

遠路はるばる、足を運んでくれました。

 

ただ、抗がん剤の影響で免疫が極端に下がっている時は、

家族と彼女以外は面会ができないことになっていました。

(抗がん剤は白血病細胞を攻撃してくれますが、

良い細胞も攻撃してしまうためです)

 

そのためタイミングは合わず、

せっかくお見舞いに来てくれたのに、

面会できない人もいました。

 

会社の仲間達が来てくれた時は、

顔を合わせることはできましたが、

入室はできず、自分は病室、仲間たちは廊下、

という微妙な距離で会話をしました(笑)

 

親友達が来てくれた時は、

まさに免疫が最低状態だったので、

まったく面会できず、

お見舞いの品を看護師さん経由で届けてもらい、

普通に携帯電話での会話となりました

 

あれは、申し訳なかったな~(>_<)

 

でも、本当にうれしかった!!

お見舞いに来てくれた皆様には

感謝の念が絶えません!!

 

ありがとうございました!

 

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時間の使い方

で、先回お話した通り、

私はトンネルを抜けたわけです。

多くの方がお見舞いに来てくれましたが、

やはり一人の時間のほうが長いです。

(当然、家族、彼女は高頻度で来てくれています)

 

そこで一人の時間は

普段できなかったことや、

やりたかった事、やるべき事をするようになりました。

(だって私は『チャンス』(第5弾参照)を得たわけですからね!)

 

『体調はどうなんだよ!!?』

と言われるかもしれませんが。。。

 

まぁやはり、体調の浮き沈みはありますね(-_-;)

 

でも、心がポジティブだとけっこうなんでもできるもんで、

「TVをボケーっと見て、ただただ時間が過ぎるの待つ」

なんてことはほとんどありませんでした。

 

まずやってみたことは。。。。

 

ガンプラを作りました(笑)

友人達がガンプラを持ってきてくれたのです。

ガンプラなんて時間がないと作れませんからね!

 

ちなみに、最近のガンプラってすごくって、

めっちゃ細かい!!

すごく精密で、手足の可動域が広い!!

 

昔とは違って色分けも細かくされていて、

説明書通りに作るだけで、

もう人に見せてたくなるような作品に仕上がり、

 

さらには。。。

 

。。。

 

話が脱線しそうなので、ここまでにしておきます(笑)

 

 

ガンプラを作っていると、

先生や看護師さんに

『え?プラモデル作ってるの!?』

と驚かれました。

 

 

今までパズルをした人はいたけど

プラモデルを作った人はいなかったとのことでした(苦笑)

 

それから、このサイトの記事を書きました。

たくさんの人から見てもらって、

アクセスがあがるようにしました。

 

 

その結果!!!

 

 

は、後の記事でお知らせします(笑)

 

あと、感謝すべきことを思い浮かべる時間や、

自分の幸せな未来を想像する時間もつくりました。

病気が治って、元気になっている自分を想像するのです。

 

そんなことをいつも考えていたら、

『人間』とか『命』とか『心理』とか『精神』

ってものに興味がわいてきました!

 

なのでそういった本を読んだり、

自己啓発の本を読んだり

しまいにはビジネス書も読むようになりました、

 

私は病床中に『自分を向上させるもの』

自ら取り入れ、積極的に学んでいきました。

 

第5弾でお話した通り、

明るく、前向きな闘病生活になっていたと思います(^^)

この時点での治療経過も順調でした。

 

白血病は甘くない

はい、章タイトルにありますように

白血病はそんなに甘くありません。

心は前向きだし、病気は治ると信じていますが、

やはり治療には苦痛がともないます。

 

第2弾で、少し触れましたが、

抗がん剤の治療は数回にわけて行います。

だいたいですが、

約1ヵ月で一つのスパンになっていました。

 

その1カ月のうち抗がん剤を投与している期間は

5日~7日くらいでしたね。

 

あ、そうそう!

あとこの頃には髪の毛も抜けて、

ツルツルになってました。

 

これに関しては、多少の寂しい気持ちはありましたが、

覚悟していたのでそれほどショックは受けませんでした。

まぁ男ですからね。

『ま、こうゆうもんだよね。』

といった程度の軽い感じでした。

 

下の画像は友達が撮ってくれた当時の写真です。

この日は調子が良く、点滴も終わっていました。

ベットがかなり散らかっていますが、

全てガンプラのパーツになります(笑)

この時はガンプラ作成中に真っ最中でした。

画面右下には、作製途中のガンプラが見えるかと思います。

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それよりも!!

私にとって大変だったのが、

 

『注射』でしたね(>_<)

 

第3弾でお話しした通り、

私は痛みにかなり弱い方です。

特に刺すとか、切るとか、

『金属的な痛み』を 連想させるものには弱いです(汗)

 

でも、通常の生活であれば、

注射なんて年にぜいぜい2回くらいですから

(インフルエンザの予防注射と健康診断)

これまでの人生で大して意識はしませんでした。

 

 

『あ~注射か~。嫌だけど仕方ないか~』 といった具合です。

 

でも、今回はそうも言っていられなくなりました(´・ω・`)

 

 

まず、かなりの頻度で採血をしなければなりません。

熱が38度以上になったら、 毎回採血をしなければなりませんでした。

(38.5度以上だったかな汗)

 

それにプラスして、

定期検査で2、3日に1回は 採血をしなければりません。

素人としては

『えっ。。。こんなに血を抜いて大丈夫なん!?』

と、思うくらい高頻度で採血をした時もありました。

 

さらに!!

 

抗がん投与期間が終わると、

今度は少なくなった健康な白血球の数をもとに戻すために、

特殊な注射を『毎日』しなければなりませんでした。

 

この『毎日』がなかなか大変でした!!

 

百歩譲って、まぁ採血はいいとしましょう!

でも、この特殊な注射は『皮下注射』で、

しかも薬の量も多かったため、 けっこう痛いんですよ!!

 

 

これはあくまで個人の体験ですが、

インフルエンザの注射の1.5倍くらい 痛かったように思えます(-_-;)

 

それが『毎日』ですからね!!

 

そりゃ、注射嫌いが加速するわけですよ(苦笑)

 

 

もうね、恥ずかしい話、

私の『注射嫌い』『痛がり』というのは

この病棟では有名だったようです(汗)

 

この時期は『この毎日の試練』といかに対峙するかが、

私の課題になっていましたね(笑)

 

 

 

ただ、ここで泣き寝入りしてるだけなのが 私ではありません!!

(たかが、注射ですが本人は必死です笑)

 

自分なりに試行錯誤してみたり、

看護師さんにアドバイスしてもらったり、

看護師さんに気を使ってもらったり、

看護師さんに励ましてもらったりで。。。

 

 

 

うん、まぁ、 8割がた看護師さんのお陰なんですが(笑)

 

結果的に注射を克服することができたのです!!

 

最終的に出た結論として、一番の痛みの原因は

『注射に対する恐怖心』だったわけですが、

いずれにせよ、 注射への苦手意識をなくすことに成功しました!!

 

私が完全に『克服した』と言い切れるまでは、

2ヵ月かかりましたが、これは大きな収穫でした☆

 

 

ちなみにこの時の体験を書いた記事があります。

注射が嫌いな人は一度、目を通してみてください。

少しはお役に立てるかもしれません。

注射の痛みってどれくらい?和らげる方法を教えちゃいます!

 

2014年 1月下旬

この頃、抗がん剤の影響で味覚がおかしくなっていて

食事はあまり美味しくないって状態ではありましたが、

やはり強い吐き気や嘔吐はありませんでした。

 

下旬近くなってくると、 自分の白血球も戻りだし、

『採血による検査結果だけ』なら、

普通の人の数値に近づきつつありました。

 

白血球の数値が通常に近づくといことは、

熱もあがりにくくなるとのことで、

熱も37度代が大半で調子の良いときは、

平熱の36度代になることもありました。

さっきの話の通り、 注射の類は看護師さん達のおかげで、

なんとかなりかけていました。

(最終的な克服は入院から2ヵ月後のため、

この時はまだ試行錯誤の途中です)

 

でも、このあたりで 私は大きな苦痛が待っていることを

看護師さんから告げられます。

 

それは『骨髄検査』です。

 

 

初めて骨髄検査をした時には、

第2弾で触れた通りそれどころではなかったので、

痛いとか怖いという感情はなく、 難なく終えることができたのですが。。。

 

2回目からはもう『恐怖の塊』でしかありませんでした。

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その当時、私は骨髄検査というものは

1回やれば十分なものなんだろうと勝手に思い込み、

完全にノーマークな状態でした(苦笑)

 

でも、よくよく看護師さんの話を聞くと、

白血病細胞を詳しく調べるためには、

普通の採血ではわからなくて、

『どうしても骨髄検査は今後も避けては通れない』

というのです。

 

そして、それは治療1スパンの終わりに、

毎回していく必要があるといものでした。

 

 

それを聞いた瞬間は

『うわ~マジかぁ、嫌だなぁ』

くらいだったのですが、

しばらくしてから 骨髄検査を思い出してみようと思ったのです。

 

 

これがよくありませんでした!

 

 

そもそも、思いだそうとしても、 思い出せないのです!!

だって『それどろではなかった』わけですからね!

曖昧な記憶しか残っていません。

 

「こんなだった気がする。。。。」 と、想像するわけですが、

こんなことをしていたら、

いい想像なんてできるわけがありません!!

 

 

痛い麻酔をして、 骨に穴を空けて、

骨髄を注射器のようなもので 吸い上げるんですよ!!

 

冷静に考えたら、『痛くないわけがない!!』

って結論になってしまうんですよね(>_<)

 

さっきの注射の話で、

『恐怖心』が一番良くないと言いました。

 

以前、シークレットの話をしましたが、

そこでも『思考は現実になる』ということも

お伝えしたかと思います。

 

なので、私はこんな想像をすことは止めた方がいいこと、

わかっていました。

もちろん止めようとも思いました。

 

でも、それでも想像してしまったんですよね。

 

あまりに恐怖がつのってしまって、

骨髄検査を受けるときの予行練習まで

頭の中でしてしまっていました。

 

今思えば、このころの私はまだ未熟でしたね。

 

今ならもう少し対処できたかもしれませんが、

この当時が骨髄検査に対する恐怖が圧倒的すぎて

完全に震えあがっていました。

 

 

そして、やはり思考は現実になるのでした。。。

 

 

第6弾はここまでにしたいと思います。

続きの第7弾はこちらからどうぞ。
白血病闘の病記第7弾!骨髄検査編

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