ベーチェット病という病気をご存知でしょうか?
EXILEのMATSUさんが発症したことで、
知名度が少しあがったようです。
今回はあまり聞きなれない病気の
ベーチェット病についてお話したいと思います。
ベーチェット病とは?症状は?
ベーチェット病の症状はニキビのようなできもの、
口内炎、外陰部の潰瘍(かいよう)(*)、目の炎症などが主になってきます。
再発を繰り返す慢性疾患です。(やっかいですね…)
(*)上皮組織が欠損し、その下層組織に至った状態。
症状が重症化すると失明
の可能性もある怖い病気です。
年齢は20代~40代の男性に多いです。
あまり知られていはいませんが、日本にも多い病気です。
ベーチェット病はいわゆる膠原病類縁疾患(こうげんびょうるいえんしっかん)という扱いになります。
ちなみに膠原病とは…
全身のいくつもの臓器に炎症が起こり、
臓器の機能に障害が、出てくる疾患群の総称です。
ベーチェット病の原因
日本では1972年より原因究明の調査、治療方法の開発・研究が
本格的に始まりました。
しかし、いまだに不明点も多く、
その原因ははっきりとは解明できていません。
一応、現状では細菌やウィルスである可能性が
最も高いとされているようです。
また、白血球が特定のタイプの人に発症する
ことが多いというのがわかっており、
遺伝的な要因もあるのではないかと考えられています。
ちなみにこの「ベーチェット病」という病名ですが
この病気について詳細な報告をした医師の名前
「ベーチェット」からベーチェット病という病名がつけられました。
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ベーチェット病の治療法
治療に関しては様々な方法が取られています。
病気の重症度や後遺症を残す可能性などを考慮し、
優先順位をつけたうえで行っていきます。
基本的にはバランスのとれた食事、日々のストレスの軽減、
しっかりとした休養をとるようにし、
それと並行して薬物治療を行います。
治療の際には全身的に血管の閉塞が起こりやすいので、
抗凝固療法や血管拡張療法を行っていきます。
先ほどお話しました通り、
重症化すると怖い病気です。
心当たりのある方は早めに
医師へ相談することをおススメします。