先回の第10弾に続きまして、

(先回がまだの方はこちらから

白血病闘病記第10弾!折り返しの退院編)

 

今回は第11弾、思考は現実になる!編です。

それではどうぞ!

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2014年 5月

ドナーさんが確定するまでの間ですが、

自宅での生活が始まりました。

 

やっぱり家はいいですね!!

いや、本当に素晴らしい!!

 

まず感動したのが、『ご飯』です!!

 

入院中の食事は病院食です。

どうしても味付けが薄味になってしまいます。

 

しかも私の場合は、

病気が病気だけに、普通の病院食よりさらに

制限されたメニューになってきます。

 

そこにプラスして

抗がん剤の影響で味覚もおかしくなっているわけですから、

味は、あんまり。。。。。

といったところが正直な感想です。

 

食事を作っていただいた方には申し訳ないのですが、

残してしまうことも多々ありました。

 

そんな状態で数ヶ月間の入院生活をしてきたので、

退院して家のご飯を食べた時は感動しました!!

 

もうめっちゃうまい!!!

ひたすらうまい!!

うますぎて、

うちの家庭料理はいつからミシュラン五つ星に!!?』

なんて思ったりもしました!

 

。。。

まぁ、五つ星料理を食べたことはありませんが(;^ω^)

 

とにもかにも、なんでも美味しいのです!

 

コンビニ弁当ですらもはや最高級品なんです!

たぶんあの時の私なら

彦麻呂よりも上手に食レポができたのではないかと思いますw

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それと私が特に嬉しかったのが、

『お風呂』ですね!

第3弾でお話ししましたが

入院中はずっとこんな感じで、鎖骨下に管が入っていました。

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こうなると当然、湯船にはつかれません。

(そもそも病室にはお風呂がありませんが)

入院中は下半身だけシャワーをして、

上半身は温タオルで体を拭いて我慢していました。

 

退院するときに管はとってもらえるので、

家では数ヶ月ぶりの湯船につかることができました。

 

あれは気持よかったなぁ~(*´ω`*)

それこそ、自宅のお風呂が

日本の名湯百選に入るんじゃないかってくらいでしたw

最高でしたね!

 

湯船につかりながら、嬉しさを噛みしめつつ、

 

これまでの入院生活を振りかえったのを覚えてます。

 

今紹介したのはたった2つだけですが、

他にも嬉しかったことや感激したことはたくさんありました。

 

己のおかれている環境がいかに幸せで、

『普通の生活』がいかに恵まれていることなのか、

ここでも再確認することができました。

 

我々は普段忘れがちですが、

『当たり前が当たり前である』ということは

とても幸福なことなはずです。

 

『感謝すべきもの』が近くにたくさんあるはずなのに

私たちはなぜかマイナスなことや

ネガティブなことばっかりに目がいってしまっています。

 

『人生は辛いもの』という言葉を何度か耳にしたことがありますが、

本当はたくさんの『幸せ』が目の前にあるのに、

それに気付けていないだけではないでしょうか?

 

冷静になって周りを見わたした時、

『感謝すべきもの』がたくさんあるはずです。

 

なんどもいいますが私は白血病です。

 

でも、私は幸せ者です(^^)

 

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奇跡はおこせる

さて、そんわけで、

私は幸せを噛みしめる日々を送っていました。

通院も定期的にしていて、

今のところ異常も再発もありませんでした。

 

そんな中、1つ忘れてはいけないことがあります

それは子供のことです。

 

入院中に岸先生がこんなことを言っていました。

『移植前に子供をつくっちゃえばいいんだよ(笑)』

とねw

 

それもその通りなので

私と彼女はちょっと頑張ってみることにしました(#^^#)

 

ただ、冷静に考える状況はかんばしくありません。

 

理由としてはまず

期間が移植までと決まっていることです。

 

退院したばかりの時点で

移植の正確な時期は決まっていませんでしたが、

岸先生の話だと4ヶ月くらいかかるのではないかということでした。

計算すると8月かせいぜい9月ということになります。

 

それでも4ヶ月くらいはあるわけですが、

実は抗がん剤の影響は精子にも及ぶので、

抗がん剤投与から1、2カ月は生殖能力は弱くなっている状態です。

つまり5月はまず妊娠の希望が持てません。

 

6月に精子保存をしましたが、

やはり万全ではなかったようで、2回ほど保存することになりました。

 

で、私の方はようやく7月になって万全になるわけですが、

この時になると彼女の方が子供がなかなかできないストレスで

7月は排卵自体がありませんでした。

(彼女はしっかりと基礎体温をつけていたのでわかりました)

 

彼女も本当に辛かったと思います。

何よりも自然妊娠を望んでいたのは彼女自身ですからね。

 

以前お話したと思いますが、

彼女は口数が多い方ではありません。

密かに、静かに耐えていたのだと思います。

 

ちなみに彼女曰く、7月に排卵がなかった時点で

逆にふっきれて、『しかたないっか』と思っていたとのことでした。

 

一方、私の方はというと

相変わらず彼女と私と子供の光景を想像していました。

 

しかし、無情にも時間はこくこくと迫ってきます。

 

残すは8、9月なわけですが、

8月中旬すぎくらいにドナーさんが確定し、

8月に下旬に入院が決まりました。

 

いよいよ自然妊娠は絶望的な状況なりました。

 

・・・・

 

が、しかし!!!

やはり!

やはり!ここでも!

『思考は現実になる』のでした!!

 

なんと!!

ラストチャンスの8月で、彼女が妊娠したのです!!

妊娠がわかったのは私が入院する数日前のことでした。

市販の妊娠検査薬で陽性反応が出たのです。

 

私が入院してからすぐに彼女は産婦人科で検査を受け、

正式に妊娠が確定となりました。

 

とても嬉しかったし、

これはさすがにすごい奇跡だと思いました!

 

私は『思考は現実になる』という言葉を

ここまで何度も語ってきましたし、

当然信じていました。

でも、今回ばかりは私自身も驚きました!

これほどまでに威力があるものかと!

 

彼女の妊娠発覚は

これから移植に向かう私にとって

とてつもなく大きな勇気と力を与えてくれました(*^^)

 

さて、第11弾はここまでにしたいと思います。

第12弾では彼女の妊娠したことによって

いい意味で忙しくなってきます☆

第12弾はこちらからどうぞ

白血病闘病記第12弾!結婚編!

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