網膜剥離(もうまくはくり)を知っていますか?
最近では、ウーマンラッシュアワー 中川さんが
網膜剥離の手術を受けたことで注目、されましたね。
この網膜剥離、読んで字のごとく
網膜が剥離(はがれる)してしまうわけですが、
これを、放っておくと、
失明してしまう可能性もある怖い病気です。
網膜剥離の治療について、
いろいろな噂も流れているようで、
「怖くて病院に行けない」
なんて、人もいるようです。
でも、そこまで怖がる必要もないようですよ(^^)
と、いうわけでこの記事では
網膜剥離について、説明していきたいと思います。
網膜剥離の原因
網膜剥離は、網膜に裂け目や穴が
できてしまうことが原因で引き起こされます。
もう少し詳しくお話しますと、
目の中は、硝子体(しょうしたい)という
透明なゼリー状のもので、満たされているのですが、
網膜に穴や裂け目ができてしまうと、
その水分が網膜の下に、浸み込んでいってしまいます。
その結果、網膜がどんどん剥がれていってしまいます。。。
これを、「網膜剥離」と呼ぶわけなんです。
ちなみに、網膜に裂け目や穴が開いてしまうことを
網膜円孔(もうまくえんこう)や網膜裂孔(もうまくれっこう)と呼びます。
で、網膜自身は湯葉のようにとても薄く、もろいです。
なので、ボクサーや交通事故など、
頭や目に強い力が加わることも原因の一つです。
他には、糖尿病や高血圧、他の疾患との
合併症として、おきてしまうこともありますし、
もともと、網膜の弱くなっている部分があると、
そこから、穴が開いてしまって発症する人もいます。
また、加齢に伴って、硝子体内の保水力が弱まると、
硝子体自体が縮まってしまいます。
その時に、網膜が硝子体に強くくっついていると、
硝子体に引っ張られて、
網膜に裂け目ができる場合もあります。
他にもまだありますが、
主な網膜剥離の原因はこのようになってきますね。
網膜剥離の症状
代表的な初期症状は
「飛蚊症(ひぶんしょう)」や「光視症(こうししょう)」
というものです。
飛蚊症は、まるで蚊が飛んでいるように見えることから、
この名前がついているのですが、
実際のところは、黒いゴミのようなものや
黒い点が無数に見えたりするそうです。
光視症は、光が当たってないにも関わらず、
光を感じてしまう症状をいいます。
光視症と診断された人の話ですと、
「カーテンの隙間から、日が差して
壁に反射しているかのような、光の筋」
が見えるそうです。
他には、目の端がピカッと光ったりもするみたいですね。
これらの症状の段階で受診できれば、
良いですが、これを放っておくと
今度は、視野が狭くなったり、視力の低下
といった症状が出ていきます。
こういった症状が出てくると、
網膜のダメージが広がっている証拠です。
この症状が出てしまうと、
手術をしても、症状の改善が難しくなってきます。
やはり、早めの受診が大切ということですね。
では、次に治療についてお話したいと思います。
冒頭でも触れましたが、
治療に対して、不安に持っている人も少なくないようです。
さてさて、いったいどんな治療になるのでしょうか?
早速見てみましょう。
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網膜剥離の治療
網膜剥離の治療は、手術が必要になってきます。
残念ながら、自然治癒は見込めないそうです。
網膜剥離になる前の、網膜円孔や網膜裂孔の状態であれば、
レーザー治療のみで、ほとんどの場合が完治できます。
レーザー治療は、麻酔の目薬をさしてから、
レーザー用のコンタクトレンズをつけて行います。
多少の痛みがある場合がありますが、
「我慢できない」ということはないようです。
所要時間も、1回の治療で10分程です。
ですが、これが網膜剥離にまでなってしまうと
手術が必要になってくるわけです。
網膜剥離の主な手術は、
「強膜バックリング」と「硝子体手術」
の2パターンになります。
で、どちらの手術が適しているかは、
その部位や剥がれ方、医師の得意不得意や
考え方にも左右されます。
いずれにしても、素人で判断することはできませんので、
専門医にお任せしましょう。
それでも、手術に関して、
「どうしても専門的な知識がほしい!」
と、いう方はこちらを参考にしてみてください。
⇒網膜剥離の治療、手術法、手術費用
で、やはり多く方が心配している、
「手術中の痛み」についてですが。。。
これは、「麻酔が1番痛い」です(笑)
つまり、手術中は大したことはありません(^^)
かなり、痛がりで、怖がりな人が手術を受けたそうですが、
「こんな私でも耐えることができました!」
と、おっしゃっていました。
他の体験者の話をみても、
同じような回答で、特に大きな差はなかったです。
レーザー治療同様に、
「我慢できない痛みではない」ということでした。
「麻酔をそれなりに信用しても大丈夫」
ということでしょう。
そんなこと言ったって手術が怖い!
と、いう人もいますよね(^_^;)
たしかに、手術中は意識してしまうものですし、
どうしても緊張もしてしまいます。
音も聞こえますし、気分の良いものではないですよね。。。(汗
なので、常に「なんとなく不安」
といった意識が、付きまとってくると思います。
自分も、目ではありませんが、
部分麻酔で手術を受けたことがあります。
ま、上で書いた通りの心境でしたね(笑)
でも、幸いにも手術室に、小田和正のCDが流れていたので、
その曲に耳を傾けていました。
すると、少しは手術から意識をそらすことができました。
小田和正は良い曲ばっかりですしね。
もし手術が
「死ぬほど不安!」と、いう人がいましたら、
事前に手術室の環境を確認させてもらったり、
また、医師と相談して好きな音楽を
流させてもらうのも、いいかもしれません。
ま、これに関しては、許可のおりる保障はできませんが、
特に問題なけれな、許可はしてくれると思います。
音楽の心理的効果は大きいです。
医師の話を聞いても、不安が拭いきれない時は
是非、試してみてください。
まとめ
ま、とにもかくにもですね、一番大切なことは、
早めに受診して、早め治療してもらうことです。
先ほどもお話した通り、
網膜円孔や網膜裂孔の段階であれば、
難しい治療ではありません。
目の治療となると、
どうしても怖くなってしまう気持ちはわかります。
でも、最も怖いのは治療ではなく、
失明してしまうことのはずです。
手遅れにならないうちに、勇気をだして受診しましょう!
たとえ手術になってとしても、大丈夫!
あなたには小田和正がつています!(え?)
好きな音楽でも聞きながら
楽な気持ちで、手術を受けられるといいですね(^^)