モーツァルトって知ってますよね(笑)?

ご存知に通り、有名な作曲家です。

有名なだけじゃなくて、彼のつくった曲は

頭がよくなるとか、赤ちゃんにいいとか、

いろんな話があるようです。

今回はこのあたりの、真相について

お話ししたいと思います。

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モーツァルト効果のはじまり

「モーツァルト効果」って聞いたことありますか?

モーツァルトの曲を聴くと、一時的に頭が良くなるという話です。

まずは、この「モーツァルト効果」から、触れていきたいと思います。

 

モーツァルト効果の発端は、

カリフォルニア大学アーバイン校の心理学者フランシス・ラウシャー

行った実験が、有名な科学誌「ネイチャー」にとりあげられたことです。

実際にラウシャーの行った実験が、どうゆうものかというと、

36人の学生を10分間、以下の3パターンの状況に置いて

その後、IQテストをするというものでした。

 

  1. モーツァルトの曲を聴く
  2. リラクゼーション用のテープを聴く
  3. 静かなところで待機する。

この実験の結果、モーツァルトの曲を聴いた後に行った、

テストの成績が著しく良かったので、大騒ぎとなったのです。

ラウシャーいわく、この効果は

10~15分くらいしか、持続しないそうです。

 

ちなみに、この時、使用したモーツァルトの曲は

「2台のピアノのためのソナタ ニ長調,K448」というもので、

あの「のだめカンタービレ」でも、紹介されていました。

こんな曲てす。


 

いかがでしょうか?

僕の場合、リラックスは、できると思いますが、

正直なところ、頭が良くなった気はしませんね(笑)

モーツァルト効果の真実

で、やはりですね。

このモーツァルト効果には様々な意見が

飛び交っていまして、調べるのに苦労しました。。。

ひらすら「調べる→読む→調べる→読む→しら。。。」

エンドレススパイラルに入っていましたが、

ようやく、抜けだすことができました。

そして一つの結論にたどり着けました!

 

それは。。。

 

「モーツァアルトの曲に限らない」ということです。

 

「音楽」というのは、すごい力を持っています。

ここでは、詳しくお話しませんが

リハビリの一環として、「音楽療法」というものがあるくらいです。

 

つまり「音楽」は、

間違いなく、人の感情を動かすことができますし、

意志決定や思考回路に、影響をしてくるわけです。

ただ、それは先ほどもお話した通り、

モーツァルトに限定されるわけではありません。

 

実際、1999年に、これまたネイチャー誌で、

メタ分析という方法で、これまでのモーツァルト効果の実験を

検証したそうです。

その結果、「モーツァルト限定の効果は認められない」

という結論にいたりました。

 

さらに、モーツァアルト効果は他のクラシック音楽でも

発生することも、実験でわかっています。

 

つまりですね、モーツァアルト効果

(もはやモーツァアルトの名前を使っても

良いのかわかりませんが。。。笑)

が出るか出ないかは、その

音楽を聴く人によって、かわってくる

と、いうことになります。

 

自分にとって、「心地よい音楽」

聴くことによって、気分や覚醒状態が良くなり

その結果、テストの成績が、向上したというわけですね。

 

今回の論争は、科学者たちが

モーツァルトのみに、こだわったため、起きてしまったわけです。

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モーツァルトは胎教にもいい?

さてさて、ここまでモーツァルト効果のお話しをしてきましたが、

「モーツァルトが赤ちゃんにもいい」って話を

聞いたことはありませんか?

いわゆる「胎教(たいきょう)」というやつですね。

 

胎教を知らない人のために、

少し説明をさせてもらおうと思います。

胎教とは、簡単にいうと、妊娠中に音楽を聴いたり

赤ちゃんに話しかけたりして、赤ちゃんにとって

心地よい環境を、つくることをいいます

 

胎教をすると、夜泣きが少なくなったり

思いやりのもった子になったり、

賢い子に育ちやすくなったりする、とされています。

モーツァルトが「胎教」に良いというのは、

とても有名な話です。

胎教のCDを見てみると

モーツァアルトの曲が入っているものが、たくさんあります。

 

さて、ここまでの話の流れですと、

「結局、胎教のCDだって、聴く側次第でしょ?」

と、おっしゃると思います。

 

。。。。。

 

はい、その通りです(笑)

胎児にストレスなく、耳から刺激を与えることができて、

なおかつ、本人(この場合はお母さん)が

「心地よいと思えれば良いわけです。

 

ただですね。。。

 

ここで重要となってくるのは、

「好みの音楽」というわけではなく

あくまで心地よいと思える音楽」

である必要があるということです。

 

あたりまえですが、お母さんと赤ちゃんは、

へその緒でつながっています。

なので、お母さんの心身の状態が、

生まれてくる、赤ちゃんに大きく影響します。

 

例えば、お母さんがロック好きで、

ストレス発散だからと、爆音でロックを流していたとします。

たしかにストレスの発散には、

なるかもしれませんが、心拍数はあがりますし、

興奮状態にもなりやすいので、

胎教[モーツァルト効果(勉学)にも]に適しているとは、いえません

 

今の例からわかる通り、いくら「聴く側次第」といっても、

適した音楽と、そうでない音楽があるのは事実です。

胎教にしても、モーツァルト効果(勉学)にしても

ある程度条件が整った音楽である、必要があるわけですね。

で、その音楽が何かというと。。。

 

ま、ここまでくればわかりますよね。

そうです!

モーツァルトです。

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若干、写真のモーツァルトがドヤ顔に見える気がしますが、

本題に戻ります。。。笑

僕は音楽に関して、あまり詳しくないのですが

こちらのサイトにこんな記載がありました。

「モーツァルト作品が忘れ去られることなく、

今日まで聴き継がれているのは、

やはりその独特のいやしの「気」のためであろう。」

 

さらにこちらのサイトにも、科学的側面から見た

こんな記述もありました。

「モーツァルトの曲には「1/fゆらぎ」が多く含まれています。

この「1/fゆらぎ」はヒーリング・ミュージックで用いられる言葉で、

人の耳では聞き取ることができない、周波数の微妙な揺れのことです。

モーツァルトの曲を聴くと癒されるのには、

この「1/fゆらぎ」が関係していたのかもしれません。」

 

どちらも感覚的な部分が含まれていますが、

モーツァルトの曲が「癒し」について、

何か特別なものを持っている可能性はあるようですね。

 

つまり、結局、何が言いたいかといいますと、

「なんだかんだでモーツァルトは、勉学や胎教に

一般的には適している」

ということです。

 

自分の中で、「この曲が癒される、心地良い」とか

「モーツァルトが嫌いでしかたない」という場合以外は、

とりあえず、モーツァルトを聴くのが無難といえるでしょう。

 

今回はだいぶ長くなってしまいました。

ただ、しっかりと事実をお伝えしたうえで、

ご説明したかったので。。。(汗)

長文に、ここまでお付き合い頂き、

ありがとうございました。

 

PS:

いろんな情報が入手しやすい反面、

その情報に踊らされやすい世の中です。

やはり、しっかりと情報を見極めて、

自分でも判断していく必要があるようですね。

今回の記事を書く中で、経験させてもらうことができました。

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