「セレウス菌」ってご存知ですか?

食中毒の原因となる菌なのですが、

0-157とかが有名すぎてあまり知らない人が

多いかもしれませね。

セレウス菌の場合、重症化することは稀ですが

高齢者や乳幼児では死亡例もありますので、

油断は禁物です。

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セレウス菌の特徴

汚水の中や土壌など、自然界に多く存在します。

つまり、どこにでもいるわけですね(笑)

健康な人でも10%くらいの確率で腸の中に存在します。

 

セレウス菌は、自然界では芽胞(がほう)と呼ばれる

植物の種のような形で存在します。

 

芽胞の状態だと熱に強く

100℃の熱に30分加熱しても耐えることができます。

セレウス菌食中毒の症状

セレウス菌は増殖する時に毒素を出します

この時に出される毒素は嘔吐毒下痢毒の2種類があります。

もちろん、症状もこの毒素によってかわりますので

嘔吐型と下痢型の2種類に分けられます。

 

・嘔吐型

主な原因食品はです。

炊いたお米や炒飯などの加工品がこれにあたります。

 

食後30分~6時間で吐き気、嘔吐があります。

平均的は2~3時間とされています。

まれに腹痛や下痢を伴う場合がありますが発熱はありません。

(嘔吐型なんですけどねw)

嘔吐型はふつう24時間以内に症状が改善します。

米

 

・下痢型

主な原因食品主は肉製品やスープなどになります。

下痢型は飲食後6~15時間で、腹痛と水のような下痢

主症状として現れます。

 

吐き気を伴うことはあるようですが

嘔吐や発熱はめったにないようです。

症状は少なくとも24時間は持続します。

そうゆう意味では嘔吐型より

下痢型の方がやっかいといえるでしょう。

 

ただ、日本でのセレウス菌の食中毒の場合嘔吐型がほとんど

なので下痢型はあまり気にする必要はないかもしれません。

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セレウス菌の食中毒の予防

セレウス菌によって食中毒が発生するためには

菌がある程度の数まで増殖することが必要です。

つまり食品中での菌の増殖を抑えることが重要になるわけですが、

食品の取り扱い方を間違うと芽胞がつくられ

菌が増殖してしまいますので注意が必要です。

具体的には以下の項目に気をつけていきましょう。

1.食材は常に新鮮なものを選ぶように心がける。

2.食材はよく洗浄してから調理する。

3.調理するまえの下ごしらえでも長時間の放置は避ける。

(どうしてもの時は10℃以下の冷蔵庫で保存)

4.調理するときは十分に熱を加える。

5.調理したらなるべく早めに食べる。

6.加熱したものをやむをえず保存する時は

10℃以下の冷蔵庫に入れる。

 

これらの項目をしっかりおさえておけば

食中毒の発生率をかなり下げることができるはずです。

 

ですが。。。

その前にもっと根本的なことがあります。

それは「手洗い」です。

いくら食品の管理に気を付けても

自分の手が菌だらけであれば、なんの意味もありません。

正しい手洗いを行って、

常に清潔な手で調理することを心がけましょう。

手洗いの方法について

良い動画がありましたのでご紹介しておきます。

 

僕は現在、介護士をしていますが、

僕の勤める施設では「手洗い研修」を

年に最低2回は行っています。

 

しかも毎回ほとんどが同じ内容で

手の正しい洗い方がメインです。

あきあきしそうですが、

それくらい重要だとゆうことです。

 

それと動画では特に触れていませんでしたが、

アルコールによる殺菌もかなり有効です。

 

うちの施設では手洗い後のアルコール消毒を行って、

はじめて「手洗い」と呼んでいます。

ハンドソープによる手洗いだけでは

「手洗い」と呼んではいけないとなっています(汗)

 

さすがにここまでくると厳しすぎるような

気もしますが、

それくらいの必要性があるのは事実です。

それにやはり菌そのものを退治する

アルコール消毒は強力ですからね!

 

ご家庭でも使用することをおススメします!

しっかりと手洗いとアルコール消毒を行って、

ご自分と家族を食中毒から守りましょう!

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